企業CSR・社会貢献活動

トヨタ自動車株式会社

トヨタは社会の一員として、企業の社会的責任を果たしていくと同時に、社会貢献活動を通じて社会をより良くする活動に協力していきたいと考えています。そのためにもNPO・NGOの方々とも積極的に交流し、お互いの特長を生かして協力しあうことが大切だと感じています。現在でも既に様々なNPOと連携して活動を行っておりますが、もう一歩進んだ協働を模索していけたらと考えています。

社会貢献活動の方針

トヨタは、豊かな社会の実現とその持続的な発展のため、社会の幅広い層と力を合わせ、持てる資源を有効に活用しながら、次の世代を担う人材の育成と社会的課題の解決に向けた社会を推進しております。同時に社員が一市民として主体的に行う社会貢献活動を支援いたしております。
【重点分野】
「環境」「交通安全」「人材育成」「芸術・文化」「共生社会」

社会貢献活動

中国における砂漠化防止活動の支援(環境)近年、急速に砂漠化が進行している北京近郊の河北省において、NPO地球緑化センター、中国河北省豊寧県林業局、中国科学院と共同で2001年より植林活動を行っています。これまでの6年間で2,500ヘクタールの土地に植林を行い、薬草・果樹の栽培等を通じた地域住民の生活と環境保護の両立への取り組みを行ってきました。今後は、緑化活動の定着化と他地域への展開を目指し、「21世紀中国首都圏環境緑化交流センター」を設立します。センターでは、緑化技術者の育成や緑化に関する情報発信を行い、中国での緑化活動に貢献をしていきます。
トヨタ ドライバー コミュニケーション(交通安全)1987年より実施している一般ドライバー向けの安全運転講習会です。
この講習会は、運転テクニックの向上を狙うのではなく、安全運転のレベルアップを念頭に、実技形式でクルマの基本操作や車両の挙動、安全装備の効果・正しい使い方を学んでいただくプログラムを実施しています。2005年4月からは、リニューアルオープンした富士スピードウェイ内に「トヨタ交通安全センター モビリタ」を開設し、毎月定常的に開催しています。
科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー(人材育成)青少年の理科離れが懸念される中、トヨタの技術者が講師となって、小学校4、5、6年生を対象にモノづくりの大切さ、楽しさを伝える参加費無料の科学工作教室です。1996年から毎年、全国の科学館・博物館やトヨタ関連施設・事業体と連携して開催しています。「衝突安全ボディ」「電力回生自動車」「二足歩行型ロボット」など、子供たちが考え、工夫しながら楽しめるオリジナルプログラムが好評です。
トヨタ コミュニティコンサート(芸術文化)(社)日本アマチュアオーケストラ連盟と提携し、全国のトヨタ販売会社とともに、各地のアマチュアオーケストラを支援して開催。"音楽を通じて地域文化の振興に貢献すること"を目的に1981年から継続して実施し、公演回数は1200回を超えます。プロの指揮者やソリストと共演し、オーケストラの実力向上を図るとともに、地域の方々に良質な音楽を気軽に楽しんでいただいています。2007年からは日頃聞く機会が少ない地域や学校などへの訪問コンサートも積極的に実施しています。
ボランティア活動従業員とその家族、OB・OGが明るく・楽しく・安心してボランティア活動に参加できるように、またその活動のサポートを目的に、ボランティア活動の事務局として1993年にトヨタボランティアセンターを設置。ボランティア活動への理解を深めるため機関誌の発行、各種団体から寄せられるボランティア活動メニューの紹介・自主企画イベント等を行っています。また、全工場・事業所(計20ヶ所)にも同センターの支援窓口を設け、社員のボランティア活動の支援をしながら、地域との関わりを深めています。