企業CSR・社会貢献活動

株式会社東芝

東芝グループは「人と、地球の、明日のために。」という経営理念に基づいた社会貢献活動を世界各地で展開。グローバル社会の一員として、地域の風土、慣習を深く理解し、より良い社会の実現を目指して、地域に根ざした様々な活動に取り組んでいます。
地域社会の課題解決と発展のために、そして世界で信頼される企業であり続けるために、従業員一人ひとりが独自の活動を展開し、またNPOや市民団体等と協力しながら、これからもそれぞれの地域で更なる東芝グループらしい活動に取り組んでいきます。

社会貢献活動の方針

東芝グループは、東芝グループ経営理念である「人と、地球の、明日のために。」を具体化した社会貢献基本方針を定めています。
社会貢献基本方針に明示した5つの活動分野は、いずれも東芝グループが重要と考える社会課題に関連したものです。東芝グループは、事業活動と、事業で培った知見やリソースを活用した社会貢献活動を両輪として、社会課題の解決、そして持続可能な社会の構築に貢献していきます。
実践にあたっては、NPO、NGOなどのステークホルダーとの定期的な対話により、成果や事業への影響などを把握しながら、活動方針などを都度審議、決定しています。


【基本方針】
  • 1.東芝グループ経営理念、東芝グループ行動基準に基づき、積極的に社会貢献に努めます。
  • 2.自然環境保護、科学技術教育、スポーツ・文化振興、社会福祉、国際親善の分野を中心に社会貢献活動を実施します。
  • 3.従業員のボランティア活動を支援します。

社会貢献活動

社会貢献一斉アクション世界中の東芝グループ従業員が協力し、世界を少しでも良くするために、ひとりではできない大きな力を発揮しよう。そんな思いで「国際ボランティアデー」の12月5日に向けて、世界各地の拠点で一斉に社会貢献活動を行っています。その活動は環境・教育・社会福祉・地域貢献など様々な社会課題に対応するもので、アメリカや中国・シンガポールなど同じ地域のグループ会社が連合して実施する大規模なものから、従業員個人単位での活動まで多岐にわたります。2016年からは「フードドライブ」を世界共通の重点活動としています。
科学技術教育 ~次世代育成~ ◇東芝未来科学館
東芝は科学技術を生業とする電機メーカーとして長年にわたり、子どもたちや一般の方々に科学技術に親しんでもらう拠点として科学館を運営してきました。そのルーツは1927年(昭和2年)にまで遡ることができます。
2014年にリニューアルオープンした東芝未来科学館では製品や技術の展示の他、工作教室や実験・体験教室などのイベントなどを常時実施しています。また、毎年4月に開講し1年間会員制で活動する「川崎さいわい少年少女発明クラブ」では従業員ボランティアを含む講師の指導のもと、創意工夫にあふれる活動を行っています。
 
◇Explora Vision Award
米国とカナダの幼稚園から12年生(高校3年)までの生徒を対象とした科学技術コンテスト「エクスプロラビジョン・アウォード(EVA)」を、1992年より全米科学教師協会(NSTA)との協働で実施しています。 EVAは、現在の科学技術をもとに20年後に実現可能な技術を予測する、夢のある科学技術コンテストです。「人間の体内のエネルギーを利用し取替えることなく動き続ける夢の心臓ペースメーカー」、「急増する電子部品のゴミ問題を解決する魔法の錠剤」など、大人の発想を超える豊かな感性溢れる数多くのアイデアが毎年生まれています。
 
◇中国の大学生による教案コンテスト
中国の将来の科学・技術人材の育成に貢献するため、中国教育部と協働で中国全土の師範大学(日本の教育大学)の学生が教授方法(教案)を競うコンテストを、2008年より行っています。数学・物理・化学の3分野で「体験と感動」にポイントを置いた新しい教授方法が学生たちから次々と提案される様は圧巻です。また、毎年入賞者を日本に招待し、日本の教師や学生たちとの交流を通じて互いに刺激をし合う場も提供しています。
 
◇小学生向け科学教育プログラム
NPO法人企業教育研究会と協働で、小学生向けの環境教育プログラムを2017年に開始しました。東芝未来科学館で実施するほか、東京近郊の小学校への出張授業も実施しています。エネルギーをテーマとした「コンセントの向こう側はどうなっているの?~実験で学ぼう!発電のしくみ~」は、電気をつくる仕組みを実験を交えて知るとともに、環境問題や今後のエネルギーのあり方について考えるプログラムです。
半導体をテーマとした「電気をあやつるふしぎな素材!?~半導体の発見・利用から学ぶエネルギーの使い方」は、電気回路の工作を交えながら電気製品の進化の歴史とともに「半導体とは何か」を学ぶプログラムです。
災害復興支援東芝グループでは、世界で約15万人の従業員が働き、世界各地で事業を展開しており、それぞれの地域と深いかかわりがあります。
2011年に発生した東日本大震災では世界中の国々から多くの支援をいただきました。その恩返しの意味も含めて、今後とも自然災害からの復興に貢献していきます。
地域・被害状況にもっとも適した方法を検討し、現金寄付、自社製品の提供、NGOとの協働のほか、従業員も募金やボランティア活動などに取り組んでいます。
 
◇東日本大震災の復興支援
東芝グループは、震災当初からグループをあげて様々な形で復興支援活動に取り組んできました。震災の翌年から、宮城県南三陸町で新入社員研修として漁業支援活動を行っているのもそのひとつです。被災地域の自立的な復興のために、今後も「ひとづくり、ものづくり、まちづくり」の観点から支援を継続して行っていきます。